この事業の主な目的は、私たちの成長だけでなく、後輩たちの育成です。

今の社会の課題として、若年無業者の増加があげられます。
実際、大学卒の新入社員のおよそ1/3が入社してから、3年で会社を辞めているという現状があります。

また、現代でのAIの発達は著しく、これからは仕事の機械化が進むことが予想できます。それに伴い、働くうえで重要視される能力が変化していきます。

そこで、その変化に対応すべく、2020年に大学入試改革や学習指導要領の改訂などが行われます。

それによって、大学や社会から求められる人材が変化していきます。
大学入試改革では、知識量ではなく、知っていることをどう組み合わせて問題の答えを出すことが出来るか、その道筋をきちんと理解できているか、などの力が求められるようになります。

学習指導要領の改訂は、アクティブラーニングの本格的な導入を行うことによる課題発見・解決力やコミュニケーション能力の育成がねらいです。


また、これからは、スペシャリスト(特定の分野について広い知識やすぐれた技術を持った人)よりもジェネラリスト(広範な分野の知識・技術・経験を持つ人)が必要とされてきます。

このように、これからは今までの常識だけでは通用しなくなります。その中で必要とされる人材になるには、社会から求められる力を理解し、その力をつけていく必要があります。


私たちはこれまで、小学生たちの引率として県外研修に行ったり、ゲストをお招きし、小中学生向けの大学入試学習会を行ったりしてきました。

熊日子ども記者クラブ
課題解決・探求コースの後輩たち(地域づくり部に所属)

2017年9月に2期生(泉チーム)、2018年6月には3期生(宮原チームⅡ)が立ち上がり、1期生と3期生は毎週土曜日、2期生は月2回(木)程度活動しています。
また、2019年8月には4期生(宮原チームⅢ)が活動を開始しますが、各期生が連携しながら課題解決に取り組むことから、全員が地域づくり部に所属しています。

【2期生】
2回のまち歩きを経て、4つの事業に取り組みます。2018年10月、東京から㈱梵まちつくり研究所の吉田社長と鈴木さんをお招きし、第一課題としているバス停の設計ワークショップを行いました。現在、最終設計が行われているほか、泉町のゴミ対策と魅力作りに取り組んでいます。

【3期生】
2回のまち歩きを経て、税金を使わずに町内の草やゴミなどが無い美しい町を目指しています。2019年3~4月には1・2期生の応援も受けながら、国道3号の歩道(上り1400m)の草取りとゴミ拾いを実施。下りとの比較を可視化するために、1年間継続して取り組みます。